2014年2月2日日曜日

やまだせいがさんの高江レポート③

ワンラブ特派員として高江に行ったやまだせいがさんの現地レポート、3日目です。

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【高江レポート③ 1月31日】

こんばんは!遅くなってすみません。後ろ髪をひかれながら(わしっと捕まれながら)高江から那覇へ移動しました。とりあえず昨日の報告をしますね。

昨日も朝6時にメインゲートに集まりミーティングから始まります。なぜ朝6時からかと言うと、メインゲートが空くのが6時から21時だからです。もちろん21時以降も監視を怠ってはいません。24時間の座り込みです。朝6時半~10時、13時~17時まではメインゲート北というところにいました。どういうところかと言うと…写真をご覧ください。カーブの道路と森のみです。ここは、米軍が訓練しているところから木々を挟んで近距離の位置です。実弾ではなさそうでしたが、発砲の音が聞こえました。私は聞いていませんが「Let's go!」というかけ声のあとに発砲していたそうです。人を殺すための訓練がすぐそこで行われているなんて…。これが米軍基地があるということなんですよ!

このメインゲート北を監視するのは、ここにはマングースを捕獲する業者が通った道があり、そこを業者が利用して基地に出入りする可能性があるからだと言います。この日はその様子はありませんでした。工事を進めないためには、ありとあらゆる可能性を見抜いておかないといけません。

この日は、あの山城博治さんとの出会いがありました。「女の子がこんなとこに配置されて、だめさ~」ととてもジェントルマンでした。山城さんと話をするなかで、「この森がめちゃくちゃにされてしまうことは、自分のからだを引き裂かれているようさ」と、あまりにも透明な思いを言われたときは、私も少しこみあげるものがありました。人と自然は一緒に未来にむかって暮らし続けるものなのに、ヘリパッドの存在は破壊しかもたらさないのです。自然の破壊、生活の破壊、精神の破壊、他人の破壊、いのちの破壊。「運動もさ、いろんな人がいて、楽しく続けてやっていきたいね」と自ら次々にと料理をつくり、食べさせてくれます。今日は沖縄では旧正月です。お祝いするっきゃない!私もいろいろ食べさせていただきました。旨い…!N-1という、いま工事しているN-4の次に工事をしようとしているヘリパッドへの入り口のテントでのお祝い。山城さんの言う「楽しみ」とはこのような「人と人とのかけあい」にあるのではないかと思えます。

お昼頃にCH53が3機で飛行訓練をしていました。CH53の飛行訓練は3日連続です。とてもうるさいです。「訓練がここ最近ひどくなっている気がする」昨日の訓練の様子もふまえて、高江の方が言いました。このあたりの電信柱の先は、夜間飛行の際ヘリなどがぶつかるこもを避けるために黄色くなっています。また沖縄の歩道橋は軍機が通れるように高く作られているようです。

米軍にいたれりつくせりの日本です。この国が守ろうとしているのは何なのでしょうか。ジャングルなんて日本にありません。なのに、ジャングルを想定した訓練が必要だと思いますか?日本を守るための米軍じゃないんですよ。戦争をするために準備するための米軍が日本にいるのだという明らかな矛盾がおきています。みなさん気づいていますか?

わからないという人は、「みんな高江に集まれ~♪」ほんとは日本の国土であるのに線をひかれたあのオレンジライン。その前でに毎日、平和を愛する人たちがいるのですよ。





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