2014年2月27日木曜日

やんばる報告会&ライブのお知らせ!

2月に高江を訪問したワンラブ特派員が企画するイベント。
歌を交えながらの座談会です。
会場のamanは、おつまみや食事がとても美味しい中野の南国風居酒屋。
ぜひぜひお出かけください♫

------------------------------------------

上里尭×小林直樹
「 沖縄・高江のことを話し歌うライブ 」
ゲスト:マリオ
○とき
3月5日(水曜)19:30〜22:00
○ところ
南国居酒屋 a m a n 2階 東京都中野区中野5-47-5
*中野北口・昭和新道商店街中央付近
(営業時間18:00〜26:00)
○料金
チャージフリー/ドリンク¥300~
○アクセス
JR中野駅北口からアーケード街サンモールを直進
→右手にパン屋「Bon」を見つけたら右折
→ファミリーマートを越えて「角力」を左折
→30メートルほど歩いた右手
→オレンジ色にレインボードアのお店
*駅から徒歩約5分

------------------------------------------

去年の7月7日、あさがやイネルでの「ONE LOVE 高江」イベントで歌う上里尭くん。









2014年2月19日水曜日

ワンラブ特派員報告会のお知らせ

初の船橋での報告会を開催します!
1~2月に高江に行ってきた総勢7人の特派員が、それぞれ感じ、体験した高江をお伝えします。
ぜひお気軽にご参加ください

☆ 「行ってきたよ高江」ヤンバル特派員報告会 in 船橋 ☆

日時: 2月23日(日)15時スタート
場所: 道祖会館(どうそかいかん) 船橋市本町4-38-2 JR船橋駅より徒歩5分


大きな地図で見る

2014年2月3日月曜日

やまだせいがさんの高江レポート④

ワンラブ特派員として高江に行ったやまだせいがさんの現地レポート、いよいよ最終回!

**************************************************************************

【高江レポート④ 2月1日】

またまた遅くなってしまいすみません。昨日は高江と、ちょっとだけ辺野古にもつれてっいってもらえたので、報告します~。

6時にメインゲートに向かう頃にもまだ星が出ていました。高江の星空は、空がプラネタリウムのように丸くなって、星が自分近づいてくるんですよ!この日は特に暖かくて、日差しも強くて日焼けしました。ミーティングのときに「今日帰ります、ありがとうございました」と言うと、「こちらこそ、ありがとう」とかえしていただきました。

7時頃から今日はN-4の方へいきました。N-4は今現在二つ目のヘリパッドの工事を行っています。土曜日でしたが、8時頃から工事を始めました。私たちの見える方に作業員の方が来たので「おはようございます」とあいさつすると、「おはようございます。そちらは何人いるんですか?」と聞かれました。一緒にいた方が「そちらは何人ですか?」と切り返すと、「5人」と言っていました。本当かどうかはわかりません。トラックのあとに、なぜか散水車が現場に来ました。なぜだろう?と思っていたら、ちょうど私たちの視界の前に置かれてしまいました。う~ん。トラックは砂?(のようなもの)を積んだものがどんどん運び込まれていました。そしてときどき赤土を運び出しているようでした。N-4の工事は、遅れていると言われています。6年間でひとつも完成していないのですから、そりゃそうなんですけど。新しくヘリパッドを作らなくてももうオスプレイは高江の真上を飛んでいます。このN-4は民家から400メートルしか離れていない場所のものです。N-4が使われるようになれば、危険がさらにましてしまいます。しかし工事は基地のなか…、止められません。工事の進行具合を推測するしかありません。

12時にはN-4を離れて、高江のみなさんに愛されている共同売店でソーキそばを食べました。13時にはお世話になったトゥータン屋も離れました。みなさん、改めましてありがとうございます。高江から離れるのを寂しく感じました。

伊佐さんに宜野湾市までは送ってもらいました。伊佐さん、ありがとうございます。実はちょっと緊張していて(笑)何を話したのかあまり覚えていない…。あああ、すみません。「戦争するなんてもうふるい考えだよね、非暴力での問題解決の世界になるべき」という話をわりとあつく交わしたような。


ここで少し私の話なのですが。私、ちゃんと憲法の上で生きることができていたら、こんなひどい世の中になってないと思います。憲法があるのに、それがちゃんと使用されていると勝手に思っているだけで、全然そうじゃない。高江にあんなに危険な米軍基地があることだって、憲法の力をきちんと使っていればなくせるものだと思うのです。本当に、憲法のうえで暮らしていると、とても今の世の中では言えませんよね。私はちゃんと憲法の上で暮らしたいです!みんなと!

伊佐さんにこの先のヘリパッド工事について聞いてみると、いろいろと教えていただけました。東村高江の、東村村長は完全にヘリパッド推進派。北部訓練場は東村だけでなく、隣の国頭村にもかかっています。沖縄防衛局が、N-4の工事が終わらなくても、1月なかばからN-1の工事にとりかかることを明確にした際に、高江の住民の会が国頭村の村長に申し入れを行いました。N-1も、G、Hと呼ばれるヘリパッドも、国頭村の土地にも当たるので、ヘリパッド工事を受け入れないように申し入れに行ったのです。「そのときはある程度前向きな返事を返してもらった」ということです。「しかし基地がない隣の大宜味村の村長は反基地の意思を持つ人で、大宜味村はとても豊かなわけではないが、ちゃんと成り立っている。軍事産業は、潤いなんか与えない。目先の瞬間的な利益だけで、あとは衰退してしまう。だから沖縄は日本一貧しくて、就職だって難しい。北部訓練場なんて、あんなに大きな土地に日本人従業員は10人くらいしかいないんだ。土地を返還させて、森を守りながら何か地元産業、観光産業をすれば、そんなことはなくなるだろね」米軍基地は日本を守っていないどころか、人々の生活手段までたくさん奪っているのです。沖縄の何かの問題と米軍基地はほとんどつながっていしまっているのです。そういえば、嘉手納基地の中にあるマンションは、空室が多く、ほとんど基地の外にあるマンションを借りているらしいのです。しかも高額マンションまで住めるくらい、日本がおもいやり予算から出しています。ひどすぎる現状の数々、頭にはいっても憤りが大きく体がどんどん重たくなっていきます。そんななかでも人は生きていくしかない。そこにつけこまれて、現状を放っておいては苦しさは増す一方になってしまいます。

私が「辺野古に行ったことない」のを知って、伊佐さんは辺野古にも寄ってくれました。松葉さんにしろ山城さんにしろ、高江のみなさんは本当に親切です。きっと常々、みんなでともに暮らしているからなのでしょうね。

辺野古のテントでの座り込みは、この日で3675日。辺野古で案内している方が、「名護市長選は稲嶺さんが勝つことができた。しかし辺野古への基地移設の準備はずっと前から進んでいる。キャンプシュワブでは新しい宿舎が建っているし、ずっと北の方から行っている海岸線の工事も基地のため」辺野古もまったく油断ならない状態です。辺野古の海は深いので、自然へのダメージもとてもとても大きい。弾薬庫も近く、戦闘機の潮気を洗い流す洗浄機も作ることになっていて、いつでも戦地へ飛び立てるスタンバイができる基地になってしまいます。この青い海に、そんなも全然いりません!>゜)))彡

「高江に来てみないとわからないことがたくさんありました」と言うと、伊佐さんはこう言いました。「最近は平穏だ。高江のみんなはいい人ばかりで、一見座り込みが穏やかに楽しそうに見えるかもしれないけれど、何かあればすぐに厳しい事態になる。本当はそれを知ってほしいんだ。どちらも高江なんだ」この言葉通り、高江の魅力とその真反対である基地の存在を、きちんと捉えて考えて行動していかなければならないのです。正直なところ、私は高江にいるあいだにそういった事態になったとき、すぐに高江を守るために動けたかどうか、わかりません。怖くてどうしようもなくなってしまったかもしれない。高江は今すぐにでも、そういう状態になってしまうかもしれないことを、きちんと理解しておかなくてはいけないのです。それを踏まえたうえで高江を支援していきましょう!「みんな高江に集まれ~♪」

高江の四日間、私の役目はとりあえず事実を「知らない人たち」に伝えること、そして一緒に考えて行動していくことだ。このレポートがちょっとでも「知らなかった誰か」に読んでもらえたなら、スタートになっているってことだ☆

引き続き、シェアを歓迎しております!私を高江に送ってくださったONE LOVE 高江さん、本当にありがとうございました。








2014年2月2日日曜日

やまだせいがさんの高江レポート③

ワンラブ特派員として高江に行ったやまだせいがさんの現地レポート、3日目です。

**************************************************************************

【高江レポート③ 1月31日】

こんばんは!遅くなってすみません。後ろ髪をひかれながら(わしっと捕まれながら)高江から那覇へ移動しました。とりあえず昨日の報告をしますね。

昨日も朝6時にメインゲートに集まりミーティングから始まります。なぜ朝6時からかと言うと、メインゲートが空くのが6時から21時だからです。もちろん21時以降も監視を怠ってはいません。24時間の座り込みです。朝6時半~10時、13時~17時まではメインゲート北というところにいました。どういうところかと言うと…写真をご覧ください。カーブの道路と森のみです。ここは、米軍が訓練しているところから木々を挟んで近距離の位置です。実弾ではなさそうでしたが、発砲の音が聞こえました。私は聞いていませんが「Let's go!」というかけ声のあとに発砲していたそうです。人を殺すための訓練がすぐそこで行われているなんて…。これが米軍基地があるということなんですよ!

このメインゲート北を監視するのは、ここにはマングースを捕獲する業者が通った道があり、そこを業者が利用して基地に出入りする可能性があるからだと言います。この日はその様子はありませんでした。工事を進めないためには、ありとあらゆる可能性を見抜いておかないといけません。

この日は、あの山城博治さんとの出会いがありました。「女の子がこんなとこに配置されて、だめさ~」ととてもジェントルマンでした。山城さんと話をするなかで、「この森がめちゃくちゃにされてしまうことは、自分のからだを引き裂かれているようさ」と、あまりにも透明な思いを言われたときは、私も少しこみあげるものがありました。人と自然は一緒に未来にむかって暮らし続けるものなのに、ヘリパッドの存在は破壊しかもたらさないのです。自然の破壊、生活の破壊、精神の破壊、他人の破壊、いのちの破壊。「運動もさ、いろんな人がいて、楽しく続けてやっていきたいね」と自ら次々にと料理をつくり、食べさせてくれます。今日は沖縄では旧正月です。お祝いするっきゃない!私もいろいろ食べさせていただきました。旨い…!N-1という、いま工事しているN-4の次に工事をしようとしているヘリパッドへの入り口のテントでのお祝い。山城さんの言う「楽しみ」とはこのような「人と人とのかけあい」にあるのではないかと思えます。

お昼頃にCH53が3機で飛行訓練をしていました。CH53の飛行訓練は3日連続です。とてもうるさいです。「訓練がここ最近ひどくなっている気がする」昨日の訓練の様子もふまえて、高江の方が言いました。このあたりの電信柱の先は、夜間飛行の際ヘリなどがぶつかるこもを避けるために黄色くなっています。また沖縄の歩道橋は軍機が通れるように高く作られているようです。

米軍にいたれりつくせりの日本です。この国が守ろうとしているのは何なのでしょうか。ジャングルなんて日本にありません。なのに、ジャングルを想定した訓練が必要だと思いますか?日本を守るための米軍じゃないんですよ。戦争をするために準備するための米軍が日本にいるのだという明らかな矛盾がおきています。みなさん気づいていますか?

わからないという人は、「みんな高江に集まれ~♪」ほんとは日本の国土であるのに線をひかれたあのオレンジライン。その前でに毎日、平和を愛する人たちがいるのですよ。





2014年2月1日土曜日

小さなトマト @高江 by.annasekai

ワンラブ特派員のミュージシャンAnnaちゃんが、高江で歌っています♫

「沖縄県やんばる東村・高江でヘリパッド工事が進んでいます。その作業が行われている近くのゲートにて、歌いました。歌う人にできること。歌うこと。そして頑張っている作業員のみなさんにも、心があるから。届いたといいな by annasekai」





やまだせいがさんの高江レポート②

【高江レポート② 1月30日】

こんにちは。今日もいいお天気です!24℃くらいあるそうです。昨日の高江の報告をしますね。
昨日は6時にメインゲートに集合してミーティングから始まりました。N-4とメインゲート、メインゲート北、N-1に別れて配置につきます。朝は、N-4の工事現場にどんな車が来ているのか、何人くらいの作業なのか、業者が何を運んでいるかなどを確認しています。工事がどの程度進んでいるのかを推測しています。推測では、今は掘った穴に砂利を積める作業のようです。


さてこの日は「高江の魅力を知れば、ヘリパッド工事や基地反対の運動をやっている意味をもっとわかると思うよ」と高江の松葉さんが 、高江の周囲を案内してくれました。


まず連れていってもらったのは東村のサキシマスオウノキという板根の木です。泥っぽい土の上でからだを支えるため、このような根っこになったのだそうで。ぜひ写真をご覧ください、びっくらこきますよ!天然記念物のコノハチョウ、珍しいチブサトゲクモにも出会いました。今までにみたこともないものばかりの世界です。イタジーの木で出来ているブロッコリーの森も、なかなか見かけないですよね。とにかく目新しく、知らないことばかりでおもしろいのです。この表現はいささか変かもしれませんが、映画『10年後の空へ』で虫が苦手だった空くんが名護へ来て自然の魅力にとりつかれてしまったように、こどものように体全体で自然の中へ入りこみたくなるのです。


大宜味村では、とんでもない芸術家(?)田場白文さんという方の家を訪問しました。田場さんは焼き物師であり画家であり、家もトイレもお風呂も家財道具も食べ物も自分で作ってしまう人間国宝のような人物です。8000坪という広大な土地に唐葺屋根の家や大きな販売所、アトリエ、登り窯ふたつ、木工所、さらにいまはアトリエ兼美術館を作っているようです。大きな池もありました。猫は32匹住み着いているそうで、焼き物の列の間をスタスタと歩いていました。(時々割るよう)田場さんは自然の力を最大限に享受し活用して生きている人でした。新鮮なまるあじをさばいて一緒にご飯も食べました。とても不思議な、しかし落ち着ける空間でした。人が暮らすとはどういうことか、ゆっくり考えたくなるようなところでした。


平良に行くとオスプレイが二機飛行しているのが見えました。「今日は11時くらいからずっと跳んでいる。人の生活する真上でずっと飛ぶなんて…とても不快だ!」と住民の方が言っていました。時計を見ると13時。同じ場所で2時間も飛行を続けていました。


そのあとに高江揚水発電所の見える展望台に行くと、コブラ2機とCH53が飛び回っているのが見えました。オスプレイほどではないとは言え、かなりの騒音です。しかもコブラは戦闘機ですので、人を直接殺すヘリが上空を飛び回ることが、受け止められません。限りなく理不尽な暴力だと思います。コブラも1~2時間くらい飛んでいました。


さらに19時を過ぎた頃、突然の轟音が耳を突きました。オスプレイの夜間飛行です。2周したあと、基地内のヘリポートにて離着陸か降下訓練を行い、また2~3周したようです。メインゲート前にて撮影したものを昨日投稿したので、ご覧ください。破裂音のような体内が痛くなる音でした。オスプレイは上下に動く離着陸のようなときにはヘリモードといってプロペラが上に向いています。そして飛行するときは飛行モードという、プロペラが横を向いた状態になります。このヘリモードと飛行モードとの転換時がとても不安定だと言われており、住居の上では転換をしないことになっています。「だけどそんなことはおかまいなし米軍は好きな訓練をしているんだ」と高江のみなさんは言っています。


今日は戦車?(たぶん砂漠用装甲車ハンビ)も何台もゲートを通りました。米兵に対する高江の人々の反応は様々です。「GO HOME!」と叫ぶひともいれば、オスプレイNO!のプラカードを持って手をふる人もいます。以前、高江の人たちはメインゲートの真正面に、米兵の権利について書いたメッセージボードを設置していました。しかし立ち止まって読む米兵が多く、交通の妨げになるということで、位置をテントの横にずらしました。高江の人たちが米兵たちに伝えたいことは、こうゆうことなのだと思いました。「戦争に反対する者には、やめる権利がある」!

案内していただいた松葉さん、本当にありがとうございます。高江で暮らす人や、同じように豊かな自然に囲まれ暮らしている人たちにとって、私たちなんかよりずっと、自然は密着した存在であるのだと思います。自然の恵みが必要なのです。基地やヘリパッドや米兵のどこが必要なのでしょうか?戦争のどこが必要なのでしょうか?


高江に来ると、雄大な自然のパワーをいや
おうなしに体験できますよ。そして真反対である基地がここに存在することのまがまがしさを覚えることだと思います。
「みんな高江に集まれ~♪」