2017年11月16日木曜日

米軍ヘリ事故に対する抗議声明

1011日に高江で起きた米軍ヘリ事故に対して、首都圏で行動する「ゆんたく高江」、「ONE LOVE 高江」が共同で抗議声明を出しました。
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沖縄県東村高江区の米軍ヘリCH53炎上事故に対する抗議声明

ゆんたく高江
ONE LOVE 高江


20171011日、沖縄県東村高江の民間地で在沖米軍の大型輸送ヘリコプターCH53の機体が炎上、大破するという事故が起こりました。
事故現場は民家から300m、高江小学校からは2kmしか離れておらず、まさに住民の命を脅かす事故と言えます。
そして、飛行中にエンジンから出火したにもかかわらず、米軍は「運用上の問題はなかった」として、原因説明を一切しないまま事故からたった1週間でCH53の飛行訓練を再開しました。
更に1026日、日本政府は事故原因が判明しないままの飛行訓練再開を追認しました。

高江の米軍基地問題を首都圏の人に知ってもらうために活動している、私たち「ゆんたく高江」、「ONE LOVE高江」は、事故を起こした米軍と、住民の安全を守らず米軍に追随するだけの日本政府に対し、強く抗議します。
米軍北部訓練場に隣接する高江では、日常的に米軍機の低空飛行訓練が行われ、住民は常に墜落の危険と騒音被害にさらされてきました。2016年には米軍機が離発着するヘリパッドが集落を取り囲むように6箇所も建設され、オスプレイやCH53などの飛行訓練は激増し、引っ越しを余儀なくされた家族もいるほどです。
高江住民は、ヘリパッドの建設に反対し、米軍機の墜落の危険と騒音被害を10年以上も訴え続けてきました。
しかし、日本政府は住民の声を無視し続け、強行的にヘリパッド建設を進め、米軍機の騒音や危険な飛行を黙認し、改善策を一切取ってきませんでした。
今回の事故は、日本政府が高江住民の訴えに耳を傾けず平和に暮らす権利をないがしろにしてきた結果起こるべくして起こった事故だと言えます。
昨年行われた北部訓練場の過半の返還を、日本政府は「負担軽減」と言っていますが、現実には飛行訓練は激増し、今回のような事故が起きてしまいました。
北部訓練場が存在する限りいつまた同じような事故が起きてもおかしくありません。
私たちは日米両政府に対して、北部訓練場の全面返還を強く求めます。

2017114


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